カテゴリ「drop」[132件](3ページ目)
家族が六本木のギャラリーで見てきた展示のリーフレットを読んでいた。パレスチナの詩人たちの詩。最新のものは昨年秋にSNSにポストされたもの。作者はもうこの世にはいない。生きることの困難、身近な死。言葉を託されたものは、託された言葉とともに生きなければならないのか…。そうなんだな。そうだ。
まさか人生においてコミュ力を褒められることがあるとは思わなかった。あとでぐったりきたからがんばってはいたんだとはおもう。たぶんね。
昨日の記録。天王洲で寺田のギャラリーをぶらぶらしたのち、寺田のWHAT MUSEUMへ。展示内容を思い返しつつ、法隆寺から始まって宇宙までだなあと思ったところで、タイトルがそのままだったことに気づく。建築系の学生さんとかもたくさん来ていたのかな。賑わっていた。
初っ端から衝撃を受けたのが、法隆寺創建の頃には大自然から得られる材そのままの強さに頼った構造(五重塔の心柱構造)で建てることができたが、東大寺の頃には森林資源の枯渇により、小さく分割した材による構造に変わったと書かれていたこと。法隆寺→東大寺って150年くらい…。枯渇…もはや…?
このあたりは未来感のある展示。
オーサグラフ図法のペーパークラフト地図をお持ち帰りできた。球体→平面への変換にあたって面積・距離のゆがみを極力おさえ、どこを中心にとることもでき、球体上を移動するのと同じようにどこまでも連続してゆける地図。
(世界を見る「目」を変えた新たな地図、オーサグラフ boundbaw.com/world-topics/articles/12)
【長編】KOZO 26人の構造家インタビュー youtube.com/playlist?list=PL7e1eQRQGS0tb...
会場でも流されていたが時間が長かったのでリンクだけ読み込んで帰ってきた。これから見る。
おいしいキャラメルプリン。やわらかめでたまごを感じる上部と、しっかりめでクリームを感じる下部の二層構造。
モノレール、キキララちゃん様コラボ中。
初っ端から衝撃を受けたのが、法隆寺創建の頃には大自然から得られる材そのままの強さに頼った構造(五重塔の心柱構造)で建てることができたが、東大寺の頃には森林資源の枯渇により、小さく分割した材による構造に変わったと書かれていたこと。法隆寺→東大寺って150年くらい…。枯渇…もはや…?
このあたりは未来感のある展示。
オーサグラフ図法のペーパークラフト地図をお持ち帰りできた。球体→平面への変換にあたって面積・距離のゆがみを極力おさえ、どこを中心にとることもでき、球体上を移動するのと同じようにどこまでも連続してゆける地図。
(世界を見る「目」を変えた新たな地図、オーサグラフ boundbaw.com/world-topics/articles/12)
【長編】KOZO 26人の構造家インタビュー youtube.com/playlist?list=PL7e1eQRQGS0tb...
会場でも流されていたが時間が長かったのでリンクだけ読み込んで帰ってきた。これから見る。
おいしいキャラメルプリン。やわらかめでたまごを感じる上部と、しっかりめでクリームを感じる下部の二層構造。
モノレール、キキララちゃん様コラボ中。
自分への誕プレ、Udemyで新しい講座買おうかなどうしようかなと,迷っていたけど、最終的にWeb雑誌のサブスク加入した。来年の誕生日につづけるかやめるか見直しになるのもいいよな。1年のあいだにできることが増えているといい。
今日の帰宅が23時予想なのはいいとして、特殊事情により明日5時起き出社かつ大荷物なため、今日の外出より明日の準備に手間取ってるのわらう…いやすぎ
連休は終わるな。明日は早く終われ。
連休は終わるな。明日は早く終われ。
今年まだSR図見てなかったな、って表示させてみたけどぱっと見で変なチャートだな…ほぼほぼ下半分に集まってるのに、あんまり現実に沿わない感じの感受点だけMC付近にいる…なんか…引きこもりの暴走みたいな…???
まあ、ここ1、2か月、引きこもりたくてあばれぎみ、みたいなところはある…SR、誕生日のちょっと前からじょじょに影響が見えるとは言うが。
まあ、ここ1、2か月、引きこもりたくてあばれぎみ、みたいなところはある…SR、誕生日のちょっと前からじょじょに影響が見えるとは言うが。
最近、楽器(の、おそらく音色やメロディライン)について、「エロい」という言い方をしているのを複数見かけて、これは「エモい」を一般層に奪われたのち行き着いた先なのだろうか…と考えていた。
仲間内で「通じる」前提があって使用していた用語が、意味を拡張されて一般化したとき、もうあの用語ではなくなってしまった、あの意味で使うことはできない、という思いを抱く者はまあ多いだろうし、ともなって、別の用語が使われだすことも分かる話なのだけど、すでにめちゃめちゃ広く別の意味で使われている語をスライドさせてもってくるのはどういう帰結なのだろうな、とか。
(もともとエモ、が、どちらかというとネガティブな意味を持っていた「エモーショナル」を反転させ、少数派のアイデンティティとされた流れをふまえれば)、一般層に公の場で拡散されにくそうな語を選んだということなのだろうか、とか。
高揚感やティンとくる感じ(?)に近似を感じたのだろうか、とか。
でもなんというか、最初から他の意味がことごとく負けてしまいそうな「強い」語だなあと思うので定着しなさそうな気はしており、この先、音楽界隈での「エモい」にあたる表現はどういう変遷をたどるのだろうな…と特段追うつもりもなく好き勝手ぐるぐるしているのであった。
仲間内で「通じる」前提があって使用していた用語が、意味を拡張されて一般化したとき、もうあの用語ではなくなってしまった、あの意味で使うことはできない、という思いを抱く者はまあ多いだろうし、ともなって、別の用語が使われだすことも分かる話なのだけど、すでにめちゃめちゃ広く別の意味で使われている語をスライドさせてもってくるのはどういう帰結なのだろうな、とか。
(もともとエモ、が、どちらかというとネガティブな意味を持っていた「エモーショナル」を反転させ、少数派のアイデンティティとされた流れをふまえれば)、一般層に公の場で拡散されにくそうな語を選んだということなのだろうか、とか。
高揚感やティンとくる感じ(?)に近似を感じたのだろうか、とか。
でもなんというか、最初から他の意味がことごとく負けてしまいそうな「強い」語だなあと思うので定着しなさそうな気はしており、この先、音楽界隈での「エモい」にあたる表現はどういう変遷をたどるのだろうな…と特段追うつもりもなく好き勝手ぐるぐるしているのであった。
実は今日からお休みにしていたので連休中は人の多くなりそうなあたりへ。静嘉堂丸の内→ギャラリー小柳→セイコーハウスホール→ggg。
移転後はまだ行ったことがなかった静嘉堂。なかなか愉快な展示だった。便のいい立地になったから平日でもこんなに人入るんだな。
三菱一号館の工事囲いがロートレック仕様。
今日いちばん好きだった展示。森岡書店×ギャラリー小柳 共同企画展 ONE SINGLE BOOK。31名のアーティストがそれぞれ、選んだ1冊を装幀したり作品化したり、自分の1冊を作りだしたり。普通にギャラリー展示なのでお値段はついているけれど、~6/22とギャラリー展示にしては会期が長く、「図書目録」という名の展示リーフレットも買える! www.gallerykoyanagi.com/jp/exhibitions-1...
これは通りすがりにポスターが目にとまって、ふらっと入ったマツダケンの世界展(セイコーハウスホール)。良かった。
gggでTDC2024。展示も面白かったけど客層も面白かったな。若さと多様さ。TDC賞への応募は日本/海外で半々くらいの数のよう。
隣の建物で関連イベントも行われている。店構えがかわいい期間限定書店(古書店)
最初が静嘉堂だったので、お昼ごはんは帝劇の地下レストラン街で。帝劇には入ったことがないけど、近所に出光や三菱一号館など美術館があるため、帝劇地下でごはんを食べることは何度かあった。建替えになるとここも無くなっちゃうんだなあ。
移転後はまだ行ったことがなかった静嘉堂。なかなか愉快な展示だった。便のいい立地になったから平日でもこんなに人入るんだな。
三菱一号館の工事囲いがロートレック仕様。
今日いちばん好きだった展示。森岡書店×ギャラリー小柳 共同企画展 ONE SINGLE BOOK。31名のアーティストがそれぞれ、選んだ1冊を装幀したり作品化したり、自分の1冊を作りだしたり。普通にギャラリー展示なのでお値段はついているけれど、~6/22とギャラリー展示にしては会期が長く、「図書目録」という名の展示リーフレットも買える! www.gallerykoyanagi.com/jp/exhibitions-1...
これは通りすがりにポスターが目にとまって、ふらっと入ったマツダケンの世界展(セイコーハウスホール)。良かった。
gggでTDC2024。展示も面白かったけど客層も面白かったな。若さと多様さ。TDC賞への応募は日本/海外で半々くらいの数のよう。
隣の建物で関連イベントも行われている。店構えがかわいい期間限定書店(古書店)
最初が静嘉堂だったので、お昼ごはんは帝劇の地下レストラン街で。帝劇には入ったことがないけど、近所に出光や三菱一号館など美術館があるため、帝劇地下でごはんを食べることは何度かあった。建替えになるとここも無くなっちゃうんだなあ。
そう、旅は物理だけじゃない…9ハウスの象意が哲学、思想、探求、そして遠い旅あたりであることを思い出すし、9ハウスをナチュラルハウスとするのは射手座なんだよな…つまり射手座にも哲学、思想、探求、遠い旅という象意がある…んですよ、射手座
ほうほう、国でも称号でもなくて、スノウとラスティカね~、って軽く受け止めていたら、デュオバトルで旅の話をし始めて…まほやくくんこういうところだよ…ええ…次のソナチネ誰と誰…たのしみ…こわい…たのしみ… #mh
北欧テーマの展示は工芸は多いが絵画系は珍しい印象。
絵画って、土地の光と空気と植生がダイレクトに色彩に反映する印象があるので、土地でくくった展示わりと好きなんだけど、今回もそのあたりとてもよかった気がする。
わたしは高地の湖をマナエリアとする者なので、そういう意味で気持ちの凪ぐ作品も多かった。「神秘」ってなんじゃいという突っ込みは当然あるが、キャプションで「神秘」の演出?「神秘」と言われるようになった理由?に言及されており、そこを含めての「神秘」と考えると良いタイトルなんだと思う。
2フロア目(4階)のみ写真OKで、注意書きがとてもかわいい…(2フロア目のテーマは神話・民話) このトロールさんたち、お行儀よく「暮らし」をしている感じがいいなあと思ったんだけど、たぶん退治されちゃっている。
映像のみの展示だったキッテルセン(いちばん上の看板に使われているのもキッテルセンの作品)の線画とてもよかったなあ…実物が来ていないせいか、図録にも未収録だったのが惜しい…あの映像を売って欲しいくらい。モンスターは孤独。
絵画って、土地の光と空気と植生がダイレクトに色彩に反映する印象があるので、土地でくくった展示わりと好きなんだけど、今回もそのあたりとてもよかった気がする。
わたしは高地の湖をマナエリアとする者なので、そういう意味で気持ちの凪ぐ作品も多かった。「神秘」ってなんじゃいという突っ込みは当然あるが、キャプションで「神秘」の演出?「神秘」と言われるようになった理由?に言及されており、そこを含めての「神秘」と考えると良いタイトルなんだと思う。
2フロア目(4階)のみ写真OKで、注意書きがとてもかわいい…(2フロア目のテーマは神話・民話) このトロールさんたち、お行儀よく「暮らし」をしている感じがいいなあと思ったんだけど、たぶん退治されちゃっている。
映像のみの展示だったキッテルセン(いちばん上の看板に使われているのもキッテルセンの作品)の線画とてもよかったなあ…実物が来ていないせいか、図録にも未収録だったのが惜しい…あの映像を売って欲しいくらい。モンスターは孤独。
書or寿司、とか言っていたら、書店の跡地がドラッグストアのパターンが2軒発生していた。
ここ3年ほどで行動範囲内の書店が6軒閉店しているということなのだが、跡地も書店(書店の居抜き)が2軒、近くに縮小移転が1軒なので、失われた書店は半分ということにはなるけども…うーん…
ここ3年ほどで行動範囲内の書店が6軒閉店しているということなのだが、跡地も書店(書店の居抜き)が2軒、近くに縮小移転が1軒なので、失われた書店は半分ということにはなるけども…うーん…
書店の跡地に入った新しい書店は前の書店と棚のつくりが違うので、新宿まで出なくてもけっこう詩歌が眺められるようになったなあ。ここ数年、私の行動範囲で書店が新しい書店になったところが2箇所、書店が寿司屋に... aqu.a-scape.net/?postid=71532
ストレージの一部データ破損と、なんとなくのWin11移行を経て、ぐちゃぐちゃのままだった外付け脳を少し整理していたら、17年前に登録してそのままのブログサービスがあったことに気づいたり、15年前に住んでいたアパートの名前が変わっていることを知ったり、「名言.txt」っていう謎のファイルを開いたら「義に死してこそ華だと思わんか(ギャブレット・ギャブレー)」って書いてあったりして、なかなかに愉快。
ローチケ電子の諸々の話をしていて、良くも悪くも(良くも?)自分の、世界に対する態度これなんだよなあ…が端的にあらわれていて笑ってしまった。
ちょっと前に、オズに対しては「わかる~」の気持ちが結構ある、と人に話したことがあったんだけど、たぶんそこにも通じている。(なぜなら、わたしは今回のローチケの件を、「わずらわしい侵害」と受け取っているから。スマホに乗っかっているサービスがスマホ本体の機種変更時期まで左右してこようとするの、侵害でしょう。思想が合わない)
そういえばその時、「征服」という発想をしているからオズは優しいと思う、わたしだったら煩わしさに我慢ならなくなったら「滅亡」かもしれないと言ったのだった。
まあ、どういう意味での世界が対象になるかどうかはまたちょっと別のレイヤーの話だけど。粒度の違いもあるし、わたしが何をしようと厳然と「在る」世界とわたしが認識して生きていく世界はぜんぜん違う、ということもあるし。
概念として世界に無きものにしてきたものは、いっぱいあるなあ。
ちょっと前に、オズに対しては「わかる~」の気持ちが結構ある、と人に話したことがあったんだけど、たぶんそこにも通じている。(なぜなら、わたしは今回のローチケの件を、「わずらわしい侵害」と受け取っているから。スマホに乗っかっているサービスがスマホ本体の機種変更時期まで左右してこようとするの、侵害でしょう。思想が合わない)
そういえばその時、「征服」という発想をしているからオズは優しいと思う、わたしだったら煩わしさに我慢ならなくなったら「滅亡」かもしれないと言ったのだった。
まあ、どういう意味での世界が対象になるかどうかはまたちょっと別のレイヤーの話だけど。粒度の違いもあるし、わたしが何をしようと厳然と「在る」世界とわたしが認識して生きていく世界はぜんぜん違う、ということもあるし。
概念として世界に無きものにしてきたものは、いっぱいあるなあ。
メモ
○4/1~5/15「TDC 2024」ギンザ・グラフィック・ギャラリー
www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detai...
△3/9~5/19「南桂子展」ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
www.yamasa.com/musee/exhibitions/0309051...
△4/3~5/26「月岡芳年 月百姿」太田記念美術館
www.ukiyoe-ota-muse.jp/tsukihyakushi/
△2/14~5/27「マティス 自由なフォルム」国立新美術館
matisse2024.jp/
★3/23~6/9「北欧の神秘─ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」SOMPO美術館
www.sompo-museum.org/exhibitions/2023/ma...
○4/18~7/7「翻訳できない わたしの言葉」東京都現代美術館
www.mot-art-museum.jp/exhibitions/myword...
○4/26~8/25「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで –」WHAT MUSEUM
what.warehouseofart.org/exhibitions/sens...
★4/27~8/29「デ・キリコ展」東京都美術館/神戸市立博物館
dechirico.exhibit.jp
○4/1~5/15「TDC 2024」ギンザ・グラフィック・ギャラリー
www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detai...
△3/9~5/19「南桂子展」ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
www.yamasa.com/musee/exhibitions/0309051...
△4/3~5/26「月岡芳年 月百姿」太田記念美術館
www.ukiyoe-ota-muse.jp/tsukihyakushi/
△2/14~5/27「マティス 自由なフォルム」国立新美術館
matisse2024.jp/
★3/23~6/9「北欧の神秘─ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」SOMPO美術館
www.sompo-museum.org/exhibitions/2023/ma...
○4/18~7/7「翻訳できない わたしの言葉」東京都現代美術館
www.mot-art-museum.jp/exhibitions/myword...
○4/26~8/25「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで –」WHAT MUSEUM
what.warehouseofart.org/exhibitions/sens...
★4/27~8/29「デ・キリコ展」東京都美術館/神戸市立博物館
dechirico.exhibit.jp
「キリスト教交流史-宣教師のみた日本、アジア-」
東洋文庫ミュージアム
「生誕120年 瀧口修造展V Part 1」
ときの忘れもの
科白劇を見たあと、記録と記憶ということをずっと言っていた気がするんだけど、天正遣欧少年使節ってローマからの帰国時にグーテンベルク印刷機を持ち帰っているんだね。記録…
東洋文庫ミュージアム
「生誕120年 瀧口修造展V Part 1」
ときの忘れもの
科白劇を見たあと、記録と記憶ということをずっと言っていた気がするんだけど、天正遣欧少年使節ってローマからの帰国時にグーテンベルク印刷機を持ち帰っているんだね。記録…
ログボでステアニメが始まっていることを知ったから、配信どんな感じか調べないとな。
勝手に動くコンテンツが本来得意ではないこと、週イチとかで決まった番組定期摂取するとかハードル高すぎるなということを、ひさびさに思い出したけど、たしか8話と聞いたので6月までの3か月内に8話なら何とかなるような気もする…何とかなれ
ここで慣らしておかないと、7月開園のナーサリーはたぶん週イチペースでしょ
勝手に動くコンテンツが本来得意ではないこと、週イチとかで決まった番組定期摂取するとかハードル高すぎるなということを、ひさびさに思い出したけど、たしか8話と聞いたので6月までの3か月内に8話なら何とかなるような気もする…何とかなれ
ここで慣らしておかないと、7月開園のナーサリーはたぶん週イチペースでしょ
世界にあるものをすくいあげて問題提起することは、どちらにもできる。ヨコトリはいつもそうだけれど、今、世界に存在する問題が会場にさまざまあふれている。
今回、そんな問題たちをそのまま写した動画作品が複数あり、作家の視点が「何を撮るか」にしか反映されていない作品は、ドキュメンタリーと何が違うのだろうか、と思ったのだった。
人の集団と人の集団の対立、衝突が映し出されたいくつもの映像のなかに、とある地域で過去に起こった衝突事件を、当時の当事者たちを集め当時とは逆の立場で演じてもらって再現する、というものがあった。これは疑問を抱くまでもなくドキュメンタリーではなくてアート作品なのだと感じた。つまり、「介入」なのかなあ…。作家の意思と覚悟による世界への介入、解釈。ドキュメンタリーに覚悟がないというわけではなく、性質として求められる「対象との距離」が違う? のかな? というような。
そのあたりでキャプション含めていちばん印象に残ったのは富山妙子作品たちだったように思う。表現をする自分と表現対象との関係への疑問、苦悶、格闘…。
館に入ってすぐのところに、電子書籍を写しだしたタブレットが並べてあったの、ちょっと象徴的だったのかも。それは提示だけれども展示とはちょっと違うんじゃないか。
その他の点では、全体的に「テーマの通底」というのがすごく薄くて、あまり感じられなかったような気がする。魯迅はちょいちょい出てきたな、くらい。大きめの会場内にさまざまなギャラリーが出店しているフェア系に近い感触だったな。
あと、音に敏感な方にはしんどいかもしれない。どこにいても聞こえる大きめの音がひとつ、断続的に鳴らされるけたたましい音がひとつ。(前者については、否応なしに耳に押し込められるということ含めてのものだったと思うので、是非を言いたいわけではないんだけど。これがしんどくて会場にいられない人はいる、と思ったので)