2019年3月3日[12件]
埼玉近代の館長さんが企画実現された展示のようだけど、夏に新潟市美術館、秋に広島市現代美術館、来年頭に国立国際美術館に巡回あり。
あと、会いに行ったネコが目のふちぐるりと赤く充血させて、鼻をしきりに草にこすりつけてたんだけど花粉症かな? pic.twitter.com/UbXNcoOJuo
そしてここまで来たら近いな、と歴史と民俗博物館にも寄ってきました。アーキテクチャー展にも展示があった建築家の方の設計だというのもあって。謙信景光の隣に置かれていた伝助真の刀の刃文がふぁ〜ってしててきれいだった。 pic.twitter.com/zW8tcTsTip
最後の、新国立競技場ザハ案の展示はこれ見てよかったなー。当時も何が起こってるのかよくわからない…と思っていたけど、よけいそのようにも感じられつつ、理不尽で非合理な決定であったことがよくわかる (わたしは建替えなしでいいよなぜ東京で五輪やるんだ派でしたが)
そういや、空想の建物みたいなものをいっこメモ的に描いて、それを設計図としてお話を書いたことはあるんだよね (その建物を舞台とした話というわけではなく、その建物がお話のイメージ、象徴としての形状をしていた)
何らかの物語を読んで、頭のなかに建築物として再構成することはおおむねできそうだし、エキサイティングな遊びなのではないかなー、と思ったりもした。
模型とCGが展示されていたのだけど、人影のない、この状態(構想のみ)であるからこそいっそう完成されたもののようにも感じるし、実際に内側で体験してみたいようにも感じる…
特に、ダンテ記念館的に計画された「神曲」モチーフの「ダンテウム」、これこういうのオタクは好きな人おおいでしょー?っていう。迷いこむように細い通路を入り、森に迷い込み、地獄の間、煉獄の間を抜けて光のあふれる天国に至る…
建築はめちゃめちゃ関心あるという方面ではないんだけど、それでもそれなりに展示を見ていると、時としてものすごく観念的だったり、思想的だったり、批評精神に満ちていたりするところが面白く、今回のテーマはその方面がより強いものが多くて見ごたえがあった。
作られなかった理由は、予算とか社会情勢の変化とか発注側の中心人物が死去とか、コンペで一等じゃなかった(けど斬新だった、斬新すぎて話題はさらったなど)、最初からコンセプトのみとして構想された、等、さまざま。最後のシメが新国立競技場ザハ案です。
埼玉県立近代美術館「インポッシブル・アーキテクチャー」(インポッシブルには打消線)
実際には作られなかった(アンビルト)建造物の構想を図面や模型などから読み解くという展示。 pic.twitter.com/Hm6yNPE408
実際には作られなかった(アンビルト)建造物の構想を図面や模型などから読み解くという展示。 pic.twitter.com/Hm6yNPE408