みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

2024年10月6件]

川村記念の展示は、いつも気迫に満ちている。置かれる作品のためにベストであろうとする意思が見えて、特別展ごとに展示室の印象もつくりもぜんぜん違うのだよね。今回の特別展もほんとうによかった。作品と展示室が一体となっていた。こういう気迫のある美術館が、長くそうあってほしいと願ってやまないよ。20241109212008-yaburing.png
お茶室もレストランも特別展コラボのレベルが高い…(和菓子の菓子器までいつもと違う)202411092120081-yaburing.png 202411092120082-yaburing.png
朝の雨に濡れた薔薇。昼からは晴れ上がった。202411092120083-yaburing.png 202411092120084-yaburing.png

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「青空の輸入」という概念、今まで見たことがなかったので興味深かったな。
「対象物」にフォーカスする視界と、遠近含む景色を見る視界の違い、描かれた画面だけでなく文字を使った描写でもあるよなあと思いながら見ていたのだが、そのあたりも年代で変遷があるんだろうか? 現在に限って見ると、作品形態、分野での違いのほうがありそうだけど。20241013134818-yaburing.png
かぼちゃと栗202410131348181-yaburing.png

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想像以上におもしろかったな。新鮮な驚きがいくつもあった。20241012152838-yaburing.png
破壊された遺跡にとって、破壊以前の詳細な調査結果がどれほどの生命線であるかということから開幕する展示。記録と写真からの書き起こしが掛け軸に軸装されているのもおもしろかったけど、大判の紙を時々眺めることを前提に保存する時、掛け軸ってかなり最適なんだよね。紙自体の重量を全面的に支えるつくりになっている。

弥勒信仰って遠い遠い未来への約束への信仰だと思っていたから、阿弥陀来迎(個人の死に際にまつわる信仰)と同様の弥勒来迎図が描かれていたことにも驚きがあった。極楽ではなく、兜率天へのお迎え。これは、56億7千万年後のことを描いているということなんだろうか…

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出光美術館の休館前シリーズ4/4期。看板は若冲と伴大納言絵詞だけれど、個人的によかったのは抱一。十二ヶ月花鳥図が描いた時期違いで2セット、向かい合わせに展示されていて、モチーフや描写の違いも楽しめる。あと、種子曼荼羅で、「この種子は○○仏」を表していますではなく、「この種子で○○仏を描いています」という雰囲気のものがあってとても良かった…好きだった。文字だけど文字だけで雲中していた…。20241005161556-yaburing.png 
休館前展示だから惜しみなく看板作品が並べられていて満足度高い展示でした。
展示室の入り口に過去のリーフレットの一部をずらりとあしらった看板が置かれていたけど、やはり出光で印象に残っているのは宗像大社展。出光さんがお近くのご出身で、再興に力を尽くされたご縁があっての展示だったようなので、同じ規模のものはもうなかなかないのではないか…。

帝劇ビルのリニューアル何年後かわかってませんが、無料給茶機と眺めのいい休憩スペースも継がれるといいな。

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結局、図?を書いている。
エマ・ダミアンのコピー元を某ダミアンと書いたけれど、ここが、シャルロッテ・ダミアンの可能性はわりとあると思っている。
お人形じゃないほうのシャルロッテ人格、共感によってエゴくんに内面化されたものというより、エマを通じてシャルロッテもはいりこんでると考えたほうが納得があるため…(……)
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最近の諸々

マリホテイメージアイランド20241002125912-yaburing.png
単発でありがとう…20241002125912-yaburing.jpg
やっとお迎え!202410021259121-yaburing.png

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