2024年10月[6件]
想像以上におもしろかったな。新鮮な驚きがいくつもあった。
破壊された遺跡にとって、破壊以前の詳細な調査結果がどれほどの生命線であるかということから開幕する展示。記録と写真からの書き起こしが掛け軸に軸装されているのもおもしろかったけど、大判の紙を時々眺めることを前提に保存する時、掛け軸ってかなり最適なんだよね。紙自体の重量を全面的に支えるつくりになっている。
弥勒信仰って遠い遠い未来への約束への信仰だと思っていたから、阿弥陀来迎(個人の死に際にまつわる信仰)と同様の弥勒来迎図が描かれていたことにも驚きがあった。極楽ではなく、兜率天へのお迎え。これは、56億7千万年後のことを描いているということなんだろうか…
破壊された遺跡にとって、破壊以前の詳細な調査結果がどれほどの生命線であるかということから開幕する展示。記録と写真からの書き起こしが掛け軸に軸装されているのもおもしろかったけど、大判の紙を時々眺めることを前提に保存する時、掛け軸ってかなり最適なんだよね。紙自体の重量を全面的に支えるつくりになっている。
弥勒信仰って遠い遠い未来への約束への信仰だと思っていたから、阿弥陀来迎(個人の死に際にまつわる信仰)と同様の弥勒来迎図が描かれていたことにも驚きがあった。極楽ではなく、兜率天へのお迎え。これは、56億7千万年後のことを描いているということなんだろうか…
出光美術館の休館前シリーズ4/4期。看板は若冲と伴大納言絵詞だけれど、個人的によかったのは抱一。十二ヶ月花鳥図が描いた時期違いで2セット、向かい合わせに展示されていて、モチーフや描写の違いも楽しめる。あと、種子曼荼羅で、「この種子は○○仏」を表していますではなく、「この種子で○○仏を描いています」という雰囲気のものがあってとても良かった…好きだった。文字だけど文字だけで雲中していた…。
休館前展示だから惜しみなく看板作品が並べられていて満足度高い展示でした。
展示室の入り口に過去のリーフレットの一部をずらりとあしらった看板が置かれていたけど、やはり出光で印象に残っているのは宗像大社展。出光さんがお近くのご出身で、再興に力を尽くされたご縁があっての展示だったようなので、同じ規模のものはもうなかなかないのではないか…。
帝劇ビルのリニューアル何年後かわかってませんが、無料給茶機と眺めのいい休憩スペースも継がれるといいな。
休館前展示だから惜しみなく看板作品が並べられていて満足度高い展示でした。
展示室の入り口に過去のリーフレットの一部をずらりとあしらった看板が置かれていたけど、やはり出光で印象に残っているのは宗像大社展。出光さんがお近くのご出身で、再興に力を尽くされたご縁があっての展示だったようなので、同じ規模のものはもうなかなかないのではないか…。
帝劇ビルのリニューアル何年後かわかってませんが、無料給茶機と眺めのいい休憩スペースも継がれるといいな。