三日月宗近の華やかな身形の下には深ぶかとした空洞だけがひらいている。と知って、鶴丸さんはまず水をそそぐ。無限に吸われるように思われたものの、かれが水を水だとわかり始めると、少しずつうろは満ち始める。そこに金魚を放てばこっちのものだ。それは俺の金魚だから勝手に面倒見させてもらう。
2017年3月15日[4件]
RT @study_of_tanka: ひとのいくさのほとりに生きて今朝咲【ひら】くかたびらいろの露のつきくさ ,(日高堯子) ,『樹雨』
RT @tanka___bot: 始めより持たざるひとつを喪ひしもののごとくに胸に秘め置く/内藤明
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