みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

三日月宗近の華やかな身形の下には深ぶかとした空洞だけがひらいている。と知って、鶴丸さんはまず水をそそぐ。無限に吸われるように思われたものの、かれが水を水だとわかり始めると、少しずつうろは満ち始める。そこに金魚を放てばこっちのものだ。それは俺の金魚だから勝手に面倒見させてもらう。

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