途中までは、自己同一性の定義をゆさぶってほんの少しでも壊すような主題の話だと思って読んでたんだけども、そのへんはだんだん一般的な方向に落ち着いてきちゃったような気がしてるんだよな…じゃあ今浮かびあがってきてるものは何かっていうとまだよくわかんない…ゴーシェはなんだろう
2019年8月25日[7件]
終わらない学園生活のようなもののうちにある少しの変化と、寄宿舎を飛び出したものたちの大きな変化が対比して描かれているとすると、ゴーシェの存在にはたぶんなんか意味がある、ような気がする…
あの、ばらばらに埋めるときにユークとかが抱えてるものがまるでお骨の包みのように描かれているの、わざとだよねえ…にんげんからわかたれた三つの末裔のうち「骨」が宝石とはいうけれども
220年は宝石にとってはさほど長くはないのでは、と思ったけど、10年15年くらいの感覚にはなるのかな…そんなら結構忘れるか
わたしのにじゅうだいは、だいたいそういう余計な諸々を脱ぎ捨ててポイするために費やされたような気がしている、今となっては。
(いやほんと何様だってアレなんだけど、お姉様なんじゃよ…自認として…ほんと何様…)
水着ジャンヌさんのゴリ姉ぶりに触れると、自分が世界のすべてを弟のように思って生きていた頃のことを思い出さざるを得ずたいへん尻の座りが悪いし、ゴリ姉視点で世界を眺めたときにそこに何があったかというとある種の大雑把な「赦し」なので、ああまあジャンヌさんだもんな…という気持ちにもなる…