最近、楽器(の、おそらく音色やメロディライン)について、「エロい」という言い方をしているのを複数見かけて、これは「エモい」を一般層に奪われたのち行き着いた先なのだろうか…と考えていた。仲間内で「通じる」前提があって使用していた用語が、意味を拡張されて一般化したとき、もうあの用語ではなくなってしまった、あの意味で使うことはできない、という思いを抱く者はまあ多いだろうし、ともなって、別の用語が使われだすことも分かる話なのだけど、すでにめちゃめちゃ広く別の意味で使われている語をスライドさせてもってくるのはどういう帰結なのだろうな、とか。(もともとエモ、が、どちらかというとネガティブな意味を持っていた「エモーショナル」を反転させ、少数派のアイデンティティとされた流れをふまえれば)、一般層に公の場で拡散されにくそうな語を選んだということなのだろうか、とか。高揚感やティンとくる感じ(?)に近似を感じたのだろうか、とか。でもなんというか、最初から他の意味がことごとく負けてしまいそうな「強い」語だなあと思うので定着しなさそうな気はしており、この先、音楽界隈での「エモい」にあたる表現はどういう変遷をたどるのだろうな…と特段追うつもりもなく好き勝手ぐるぐるしているのであった。 2024.4.28(Sun) 20:20 drop
始まったばかりだけど、こういうのは混まないうちに。(何だかカラーリングが先日の暁斎と似ている)初めて見る作品がほとんどだったと思う。半分くらいはデ・キリコ財団、その他も海外館あちこちから来ており、この規模はなかなかないなという内容。キャプションは正直、数年前の汐留のほうが面白かったかなと思うけど、作品の幅という点では申し分ない。行ってよかった。今日のくじら休憩がてらトーハクに寄って新指定文化財のお披露目展示を見てきた。国宝になりたての仏像など。天気が良いのでお庭もよかった。これは法隆寺館の池。これは常設のほう。光悦フォロワーかなと思ったら光悦だった。 2024.4.28(Sun) 17:29 drop
仲間内で「通じる」前提があって使用していた用語が、意味を拡張されて一般化したとき、もうあの用語ではなくなってしまった、あの意味で使うことはできない、という思いを抱く者はまあ多いだろうし、ともなって、別の用語が使われだすことも分かる話なのだけど、すでにめちゃめちゃ広く別の意味で使われている語をスライドさせてもってくるのはどういう帰結なのだろうな、とか。
(もともとエモ、が、どちらかというとネガティブな意味を持っていた「エモーショナル」を反転させ、少数派のアイデンティティとされた流れをふまえれば)、一般層に公の場で拡散されにくそうな語を選んだということなのだろうか、とか。
高揚感やティンとくる感じ(?)に近似を感じたのだろうか、とか。
でもなんというか、最初から他の意味がことごとく負けてしまいそうな「強い」語だなあと思うので定着しなさそうな気はしており、この先、音楽界隈での「エモい」にあたる表現はどういう変遷をたどるのだろうな…と特段追うつもりもなく好き勝手ぐるぐるしているのであった。