みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

とうとう我慢ができなくなって、どんなトリックがとわたしは訊いた。彼はふっと口元をゆるめて楽しげに笑み、同時に胸元もゆるめはじめた。シャツのボタンをみっつはずして、Tシャツの衿をぐいと下へ引く。あらわれたのは肌色の胸ではなく、なめらかに透きとおった水槽だった。

twlog_3k