それは胸の底から次々に湧き出し、ぱちんと小さな痛みを残して消える。ひとつひとつはあまりに淡い感覚で、無視することは容易い。けれど、ひっきりなしにはじけつづけるのが厄介だった。おまえのなかには夥しい空白があるのだと、常に突きつけられているようなものだ。 2015.1.12(Mon) 06:01 twlog_3k