紅葉や錦木、満天星の赤い葉が、夕陽を透かし照り返し、さらに色濃く染まった光を物陰にまで届かせているような暮れ方だった。『神代もきかず』って風情だなあ、という感嘆の声は、嬉しげな響きを持っている。日ごろ周囲を驚かせてまわっているかれは、実のところ自らの心が驚きに動くことをこそ好む。 2015.10.15(Thu) 18:42 twlog_3k