みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

「竜田川ならいずれは流れて消えるだろうが、この庭はまるで、永久(とわ)にこのまま染められていようとも見えるなあ」返った声はやはり感嘆のこもったものだったが、かれは眉間にしわを寄せた。
「君はどうにもそっちのほうに向かうんだな。欠けては満ちるようなものの名を持つくせに」

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