「竜田川ならいずれは流れて消えるだろうが、この庭はまるで、永久(とわ)にこのまま染められていようとも見えるなあ」返った声はやはり感嘆のこもったものだったが、かれは眉間にしわを寄せた。「君はどうにもそっちのほうに向かうんだな。欠けては満ちるようなものの名を持つくせに」 2015.10.15(Thu) 18:45 twlog_3k
「君はどうにもそっちのほうに向かうんだな。欠けては満ちるようなものの名を持つくせに」