みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

ずいぶんと長い生垣だな、どこまで続くんだろうな。「どこまでだろうなあ」ふたりきりの遠征はただ穏やかだった。……この道は、どこまで続くんだろうな。「はて、どこまでかなあ」花と棘とを道連れにどこまでも行ける気がしていたが、月が地に落とす影は一歩毎に薄れた。目を逸らすまい、とだけ思う。

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