みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

折り鶴をじょうずに折れぬ手のなかで折れてみたいと思う夜、みぎわ

感情の熟れゆく赤にまかせては失っているさみどりの森

燃えるものに「火」と名づけて呼んでいるわたしもいつか燃えるのだ、火よ

背骨とは真白のいばら(また、鎖)おまえは俺をさばいてもよい
#2016年上半期の自選4首

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