みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

見かはせば肩寄すよりもやさしみぬわれと刺客は三月生れ

燦きの名ひとつ野辺に置きわすれ姿は見えぬ かくて過ぎし時代

去年の花雫る墓はここ天秤の西の皿にはきみ棲みたまふ

(山尾悠子『角砂糖の日』より)

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