雨の重さを知った相手が、どしゃ降りのカーテン越しに雨の理由たる彼に目を向けて、今までに見たことのないような表情を見せてくれたときに、彼は知る。これさえ見られたらそれでいいと思っていたはずだった、でももっと欲しい、何にも手を伸ばさないこいつに傷をつけられたい。 2017.2.28(Tue) 09:10 twlog_3k