みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

雨の重さを知った相手が、どしゃ降りのカーテン越しに雨の理由たる彼に目を向けて、今までに見たことのないような表情を見せてくれたときに、彼は知る。これさえ見られたらそれでいいと思っていたはずだった、でももっと欲しい、何にも手を伸ばさないこいつに傷をつけられたい。

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