みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

ある日とうとう、増えすぎた手紙は鶴丸の手からこぼれ落ちる。決して大きくはない旅の荷物、その大部分を占め、それでいて軽く、だが捨てられぬほどには重たい紙束を見て、鶴丸は思う。自分にとって、三日月宗近とは何なのか。

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