みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

半ば地面に埋もれたそれは、みおぼえのある手紙だった。そう、気づくのと、夢中で膝をついて掘りはじめるのと、どちらが先だったかわからない。そうして鶴丸は掘り当てる。おびただしい手紙に身を沈めて眠るうつくしいものを。

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