半ば地面に埋もれたそれは、みおぼえのある手紙だった。そう、気づくのと、夢中で膝をついて掘りはじめるのと、どちらが先だったかわからない。そうして鶴丸は掘り当てる。おびただしい手紙に身を沈めて眠るうつくしいものを。 2017.3.30(Thu) 08:25 twlog_3k