傘であろうとして広げられた両腕は、傘であるために空っぽでありつづける。(あるいは、空っぽだから傘たろうとするのかもしれない)閉じられなければ休んでいてもただの空疎なうつわと同じだ。と、眠る三日月を眺めている。水でもみたせば金魚の一匹も泳ぐだろうに。まるで誰も乗らない舟のようだ。 2017.11.8(Wed) 08:48 twlog_3k
閉じられなければ休んでいてもただの空疎なうつわと同じだ。と、眠る三日月を眺めている。水でもみたせば金魚の一匹も泳ぐだろうに。まるで誰も乗らない舟のようだ。