みずのそこ
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いってき、いってき

20年後に近くを通りかかって、あの頃より朽ちたコンテナにあの日書いた文字のなごりをうっすらと見つけてしまう大石秀一郎…何らかの感情が湧き上がり、そのあと何度か立ち寄っていたが、何度目かのときに、四角いかたちに草の生えていない空白地だけが彼を迎えるんだ…

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