みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

やがて夏草がその空白地をのみこんでしまう。それはちゃんとわかっていて、二度とその地を訪れない大石。彼の記憶のなかで、思い出の終わりはいつまでも四角い空白地のままでありつづける。

twlog_3k