みずのそこ
aquascape

いってき、いってき

このとき、彼の手は「つめたい水」に濡れています。「染まれたらよかった」と思うのに水は透明で、その手は彼自身の色しか持たない。けれど、ぬぐった先で布はその色を濃くしてしまう。水は透明なのに。彼の手を介して一時的にでも染まってしまうものがある。この、ままならなさ…(好きです)

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