マリオネットホテルの感想メモと次の配信で確認したいところ。順次追記。9/21夜公演。最後の画像は全景配信の初見メモ。全体的な話。セットがクラシックかつかわいくて、ほんのりホラーみもあってとてもよかった! わたしは場の動かない話(密室劇? 室内劇?)が好きなので、そういう意味でも好きな話だったし、その「場」が素敵なお部屋ならなおうれしい。お衣装もみんなよかったな。フリーダのスカートのひるがえり最高! フランチェスカのスカートはふくらみとたわみが最高! あと、どうもケープが好きだなと最近自覚していたところにダリちゃんのコートも最高だった!ダリとフリーダが中心の話な時点でそれはそうなのだけど、隙あらば曲でグランギニョルとの繋がりを嗅がせてくるのなかなかだったな…音楽は感覚にうったえかけてくるので…防御貫通で効果が入る。とはいえ、例のシーンのアレは、わたしは言われているほど動揺なくて。(なべて結婚とは取り返しのつかない過ちである、という線でもまあ…というのは置いておくとしても)今まで作中でどういう意味を持たされてきたとしても、「音楽」なので、祝福の音色としてアレンジされているならそういうことなんじゃないか?という気持ちもあり。だって感覚としては気持ちよく聴けてしまうから。(追記:お膳立てがどうあれ、本人たちの感情とのせめぎ合いでああなっているのであれば、あのシーンってもしかして運命と個人の意思のバトルシーンなのかもしれないな…ムンク氏のセリフで運命があるならみんな人形だよっていうのあったし…フリーダ様は意思のちからを信じて生きるタイプだし…)あと…なんていうのか…生きていくうえでのどんな選択だって、取り返しがつかないという点においてはどれも等しく、それが過ちであったかどうかというラベル付けは、過去として振り返ったときにはじめて成立するじゃん…命のやりとりとかは別として…。1秒後かもしれないし10年後かもしれない、1000年後に振り返るのかもしれないが、とにかく、選択したその瞬間にはまだ答え合わせは成立しない。フリーダの言う予知夢が本当に予知夢だったとして、「途切れて」いるからには彼女にとっても、あの瞬間には過ちでもなんでもなく。ひとりだけ、エゴだけは、あの瞬間にも絶望と対峙していたのかもしれず、あの場面で「ライネス」がいわゆる「ライネス」の効果を持つのであれば、エゴにとってはそうだろうよ、とは思っている。個人的には、(グランギニョルでは愛加さんが兼役のほうで歌った)「黒き夜」をフリーダが歌ったことのほうが衝撃でかかったな。グランギニョルの中で本格的にグランギニョルが開始したのはあのシーンからだと思っているため…。それとラストの梅津瑞樹劇場でトラジェディが回旋し出したところは、このエンディングからグランギニョルのオープニング直結なんだと思考でなく感覚に叩き込まれた感があった。そう、梅津さん。全景配信を見た時は、梅津さん普通にありとあらゆる梅津さんをやっていらしてすごいなあ(すえみっさん楽しかっただろうなあ)くらいの感想だったのだが、現地でしかも前方センター付近という位置で見た梅津さんのTRUMP降臨シーンあまりにものすごくて「これは見たことのない梅津瑞樹だ…」と目が釘付けでしたね。見られてよかったし、こういうの見たかったとも思った。これがやりたかったから梅津さんだったのか、梅津さんだったからこれをやったのかは知りようもないが、陳内さんとの無二の相方役をつとめたことがあり、山浦さんとばちばちの舌戦を演じたことのある(しかもすえみっさんの脚演で)梅津さんが、TRUMP…というのは後からやっぱり思ってしまったしちょっと呻いた。中の人がいるお話って…こういうところもちょっとおもしろいな。とうとう梅津さんがTRUMP出るぞ!となったとき、こんなこと言ってたけど、ここまでとは思っていなかったよ…。(あの日はじ繭でグランギニョル見る前にヴァニタスなんて名前のひとが端役なわけなくない?って思ったものだけども、いま、エゴなんて名前のひとがキーマンじゃないわけなくない?という気持ち)午後7:31 · 2024年6月7日x.com/3000_meters/status/179902645545803...エゴとシャルロッテ、次の配信でちゃんと確認したい。エゴ/エマの綱引き具合・共存具合をシャルロッテから測れないかなとちょっと思っており…・エゴが、他者とのあいだにシャルロッテ挟んでいるように見えていたけどいつもそうなのか。相手によるのか。・シャルロッテおねんね中に直接会話した相手は誰だったか。・シャルロッテを携えたエゴと、単独のエゴで、違いが見えるか。エゴの名前ってもう「エゴ」である時点でインパクト特大だけど、他の人たちのように画家の名前に元ネタあるんだろうか。フリーダがフリーダなのだから、エゴもあってもいいんだよなあ。…で、しばらく考えてみてエゴン・シーレが近似値かなと思ったり。(幼少期は自分の姉妹に挟まれていて、結婚後は妻の姉とも繋がりあったというあたりとか)そういえば、上司部下で同じ画家の名前(元ネタ)分けて使うんだ?と思ってたら舞台上で一体存在になっていてびっくりしましたね…そんなことある?(あった)イニシアチブによる人格コピーのわりと詳細な説明が今回出てきたけど、思ってたより面倒だったし、完コピではなくどちらかというと「継承」に近いものだったのは意外だったかもしれない。コピーというよりむしろ洗脳に近いと思ったんだけど、人格ごと入り込むんだよね…むずかしい。クロードの場合は1世代きりだからいいとして(コピー先にコピー元へ対する濃いめの感情があるけどそのぶんのブレが出たりはしないのかな、とは思っている)、ダミアンストーンの場合脈々と継がれているからちょっとずつズレてオリジナルから離れていってるでしょ…。あと、トランプ降ろしたら依り代(便宜上、依り代と表現)の肉体まで不老不死になるのどういうしくみなんだ…あ、あと、イニシアチブ実験を断固拒んだエゴはエゴなのか。フリーダのリクエストに従って「歌って欲しい」と命じたのはエゴなのか。エゴの中にイニシアチブリング通ってる回路(人格)と通ってない回路があるわけじゃん…拒んだときは「通らないから」だったとしたら…? あと、フランチェスカのイニシアチブとエマ・ダミアンのイニシアチブは同時に存在していると思うんだけど、同じ回路通ってる?ええと、シルベチカとリコリスって普通の(?)多重人格だったと思うんだけど、あれでファルスのイニシアチブが通ったり通らなかったりするのなら、エゴの内部にも、エマ・ダミアンだけじゃなく、エゴ自身の分裂人格があって、イニシアチブが通ったり通らなかったりする、のか? あー、お姉様の幸せを願うエゴと、「美しい死」に魅入られたエゴはもはや分裂している、とか? シャルロッテもたぶん何らかの分裂エゴに近いものなんだと思うんだよな…追記:イニシアチブリング通っててトランプを降臨させたのがエマさん人格で、お姉様にイニシアチブ通せないのがエゴくん人格と最初考えたんだよね、そうするとフリーダに「黒き夜」歌わせた選曲までエマさんかもしれなくてぞくぞくするな、と。ただ、フランチェスカにこき使われてるのもエマさんになっちゃうのでちょっと面白くなってしまって…もうちょっと別の分裂人格も考えに入れたくなったのだった。追記:フリーダとエゴが姉弟でどちらも繭期時代に予知夢のイレギュラー持ちだったけど、血縁で同じ症状(能力)が出やすいみたいなことあるんだろうかと思ってぽちぽちぐぐっていたら、オズとサトクリフの兄弟設定に言及しているすえみっさんのツイートに行き当たってしまった…あそこもまあ、どちらも未来視の一種だよね…そして、シルベチカも自分の死という予知夢は見ているんだよなあ… フリーダ:予知夢(自分の未来)、アレン症候群 エゴ:予知夢(フリーダの未来?)、アレン症候群、(多重人格を疑っている)(わたしが) オズ:未来視(キキの向こうに遠い未来のガーベラを見る) サトクリフ:未来の死を見る(触れた相手のだっけ?) シルベチカ:予知夢(自らの死)、二重人格(リコリス)追記:モネ卿が条件満たした人数揃えるのに15年もかかってしまったみたいなこと言ってたけど、アレン症候群かつダリちゃんの縁者、という部分で、元デリコ家使用人だったホテリエのみなさんは、ダリちゃんとの縁を結ぶためにモネ卿がデリコ家に斡旋してたとかもありそうね。 2024.9.23(Mon) 22:35 drop
最後の画像は全景配信の初見メモ。
全体的な話。
セットがクラシックかつかわいくて、ほんのりホラーみもあってとてもよかった! わたしは場の動かない話(密室劇? 室内劇?)が好きなので、そういう意味でも好きな話だったし、その「場」が素敵なお部屋ならなおうれしい。
お衣装もみんなよかったな。フリーダのスカートのひるがえり最高! フランチェスカのスカートはふくらみとたわみが最高! あと、どうもケープが好きだなと最近自覚していたところにダリちゃんのコートも最高だった!
ダリとフリーダが中心の話な時点でそれはそうなのだけど、隙あらば曲でグランギニョルとの繋がりを嗅がせてくるのなかなかだったな…音楽は感覚にうったえかけてくるので…防御貫通で効果が入る。
とはいえ、例のシーンのアレは、わたしは言われているほど動揺なくて。
(なべて結婚とは取り返しのつかない過ちである、という線でもまあ…というのは置いておくとしても)
今まで作中でどういう意味を持たされてきたとしても、「音楽」なので、祝福の音色としてアレンジされているならそういうことなんじゃないか?という気持ちもあり。だって感覚としては気持ちよく聴けてしまうから。(追記:お膳立てがどうあれ、本人たちの感情とのせめぎ合いでああなっているのであれば、あのシーンってもしかして運命と個人の意思のバトルシーンなのかもしれないな…ムンク氏のセリフで運命があるならみんな人形だよっていうのあったし…フリーダ様は意思のちからを信じて生きるタイプだし…)
あと…なんていうのか…生きていくうえでのどんな選択だって、取り返しがつかないという点においてはどれも等しく、それが過ちであったかどうかというラベル付けは、過去として振り返ったときにはじめて成立するじゃん…命のやりとりとかは別として…。1秒後かもしれないし10年後かもしれない、1000年後に振り返るのかもしれないが、とにかく、選択したその瞬間にはまだ答え合わせは成立しない。フリーダの言う予知夢が本当に予知夢だったとして、「途切れて」いるからには彼女にとっても、あの瞬間には過ちでもなんでもなく。
ひとりだけ、エゴだけは、あの瞬間にも絶望と対峙していたのかもしれず、あの場面で「ライネス」がいわゆる「ライネス」の効果を持つのであれば、エゴにとってはそうだろうよ、とは思っている。
個人的には、(グランギニョルでは愛加さんが兼役のほうで歌った)「黒き夜」をフリーダが歌ったことのほうが衝撃でかかったな。グランギニョルの中で本格的にグランギニョルが開始したのはあのシーンからだと思っているため…。
それとラストの梅津瑞樹劇場でトラジェディが回旋し出したところは、このエンディングからグランギニョルのオープニング直結なんだと思考でなく感覚に叩き込まれた感があった。
そう、梅津さん。全景配信を見た時は、梅津さん普通にありとあらゆる梅津さんをやっていらしてすごいなあ(すえみっさん楽しかっただろうなあ)くらいの感想だったのだが、現地でしかも前方センター付近という位置で見た梅津さんのTRUMP降臨シーンあまりにものすごくて「これは見たことのない梅津瑞樹だ…」と目が釘付けでしたね。見られてよかったし、こういうの見たかったとも思った。
これがやりたかったから梅津さんだったのか、梅津さんだったからこれをやったのかは知りようもないが、陳内さんとの無二の相方役をつとめたことがあり、山浦さんとばちばちの舌戦を演じたことのある(しかもすえみっさんの脚演で)梅津さんが、TRUMP…というのは後からやっぱり思ってしまったしちょっと呻いた。中の人がいるお話って…こういうところもちょっとおもしろいな。
とうとう梅津さんがTRUMP出るぞ!となったとき、こんなこと言ってたけど、ここまでとは思っていなかったよ…。
エゴとシャルロッテ、次の配信でちゃんと確認したい。エゴ/エマの綱引き具合・共存具合をシャルロッテから測れないかなとちょっと思っており…
・エゴが、他者とのあいだにシャルロッテ挟んでいるように見えていたけどいつもそうなのか。相手によるのか。
・シャルロッテおねんね中に直接会話した相手は誰だったか。
・シャルロッテを携えたエゴと、単独のエゴで、違いが見えるか。
エゴの名前ってもう「エゴ」である時点でインパクト特大だけど、他の人たちのように画家の名前に元ネタあるんだろうか。フリーダがフリーダなのだから、エゴもあってもいいんだよなあ。…で、しばらく考えてみてエゴン・シーレが近似値かなと思ったり。(幼少期は自分の姉妹に挟まれていて、結婚後は妻の姉とも繋がりあったというあたりとか)
そういえば、上司部下で同じ画家の名前(元ネタ)分けて使うんだ?と思ってたら舞台上で一体存在になっていてびっくりしましたね…そんなことある?(あった)
イニシアチブによる人格コピーのわりと詳細な説明が今回出てきたけど、思ってたより面倒だったし、完コピではなくどちらかというと「継承」に近いものだったのは意外だったかもしれない。コピーというよりむしろ洗脳に近いと思ったんだけど、人格ごと入り込むんだよね…むずかしい。
クロードの場合は1世代きりだからいいとして(コピー先にコピー元へ対する濃いめの感情があるけどそのぶんのブレが出たりはしないのかな、とは思っている)、ダミアンストーンの場合脈々と継がれているからちょっとずつズレてオリジナルから離れていってるでしょ…。
あと、トランプ降ろしたら依り代(便宜上、依り代と表現)の肉体まで不老不死になるのどういうしくみなんだ…
あ、あと、イニシアチブ実験を断固拒んだエゴはエゴなのか。フリーダのリクエストに従って「歌って欲しい」と命じたのはエゴなのか。エゴの中にイニシアチブリング通ってる回路(人格)と通ってない回路があるわけじゃん…拒んだときは「通らないから」だったとしたら…? あと、フランチェスカのイニシアチブとエマ・ダミアンのイニシアチブは同時に存在していると思うんだけど、同じ回路通ってる?
ええと、シルベチカとリコリスって普通の(?)多重人格だったと思うんだけど、あれでファルスのイニシアチブが通ったり通らなかったりするのなら、エゴの内部にも、エマ・ダミアンだけじゃなく、エゴ自身の分裂人格があって、イニシアチブが通ったり通らなかったりする、のか? あー、お姉様の幸せを願うエゴと、「美しい死」に魅入られたエゴはもはや分裂している、とか? シャルロッテもたぶん何らかの分裂エゴに近いものなんだと思うんだよな…
追記:イニシアチブリング通っててトランプを降臨させたのがエマさん人格で、お姉様にイニシアチブ通せないのがエゴくん人格と最初考えたんだよね、そうするとフリーダに「黒き夜」歌わせた選曲までエマさんかもしれなくてぞくぞくするな、と。ただ、フランチェスカにこき使われてるのもエマさんになっちゃうのでちょっと面白くなってしまって…もうちょっと別の分裂人格も考えに入れたくなったのだった。
追記:
フリーダとエゴが姉弟でどちらも繭期時代に予知夢のイレギュラー持ちだったけど、血縁で同じ症状(能力)が出やすいみたいなことあるんだろうかと思ってぽちぽちぐぐっていたら、オズとサトクリフの兄弟設定に言及しているすえみっさんのツイートに行き当たってしまった…あそこもまあ、どちらも未来視の一種だよね…
そして、シルベチカも自分の死という予知夢は見ているんだよなあ…
フリーダ:予知夢(自分の未来)、アレン症候群
エゴ:予知夢(フリーダの未来?)、アレン症候群、(多重人格を疑っている)(わたしが)
オズ:未来視(キキの向こうに遠い未来のガーベラを見る)
サトクリフ:未来の死を見る(触れた相手のだっけ?)
シルベチカ:予知夢(自らの死)、二重人格(リコリス)
追記:モネ卿が条件満たした人数揃えるのに15年もかかってしまったみたいなこと言ってたけど、アレン症候群かつダリちゃんの縁者、という部分で、元デリコ家使用人だったホテリエのみなさんは、ダリちゃんとの縁を結ぶためにモネ卿がデリコ家に斡旋してたとかもありそうね。